仲裁および紛争解決

REALNETWORKS, INC. およびアフィリエイト各社

本文書の最終更新日: 2013 年 9 月 18 日

仲裁および紛争解決:
本セクションをよくお読みください。本セクションは、お客様と RealNetworks の間にクレームまたは紛争が発生した場合の解決方法に影響を与えるものです。

1. 概要:

1.1 手続き。直接または間接を問わず、本ライセンス、本ソフトウェア、本サービス、または本ソフトウェアや本サービスのお客様による使用に起因もしくは関連して、cs-escalations@realnetworks.com のカスタマサービスチームによる支援では満足のいく解決を見いだせなかったクレームまたは紛争をお持ちのお客様は、下記の非公式のクレーム解決手続きに従って、RealNetworks に通知することに同意します。非公式のクレーム解決手続きによってもお客様と RealNetworks の間のクレームまたは紛争が解決されない場合 (または RealNetworks がお客様とのクレームもしくは紛争を解決できない場合) には、お客様および弊社は、下記の公式のクレーム解決手続きのセクションの規定に従って、そのクレームまたは紛争を、一般管轄権を持つ裁判所ではなく、拘束力のある仲裁または少額裁判所 (またはこれと同等の裁判所) を通じて解決することに同意します。

1.2 仲裁。仲裁におけるクレームまたは紛争の解決は、裁判官または陪審員ではなく、中立的な 1 名の仲裁人によって行われます。お客様および弊社は、クレームまたは紛争の解決は仲裁を通じて行うことを選択し、この場合には、クレームまたは紛争に関してそれぞれが保有する裁判所への提訴権を放棄することを了解するものとします。
1.3 集団訴訟または併合手続きの否定。あらゆる仲裁は個別に実施されます。集団仲裁、集団訴訟または併合手続きは、クレームまたは紛争の解決手段として認められません。

1.4 範囲。お客様と弊社が取り交わすクレームおよび紛争に関する仲裁合意は、広範に適用されることが意図されており、これには以下等のクレームおよび紛争が含まれますが、これに限定されるものではありません。(i) お客様と弊社との関係に関連するクレームまたは紛争 (契約、不法行為、制定法、その他いかなる法理を根拠とするかを問いません)、(ii) 本ライセンスの発効日前に発生した (この場合は、広告に関連するクレーム等を含みますが、これに限定されません)、または本ライセンスの終了後に発生した、行為または事象に直接的もしくは間接的に起因するクレームまたは紛争、(iii) 仲裁の時点でお客様が認定された集団のメンバーに含まれていない、集団訴訟を意図した訴訟の対象となっているクレームまたは紛争、ならびに (iv) お客様または弊社の代理人、従業員、承継人または譲受人との間で発生したクレームまたは紛争 (上記のすべてのクレームおよび紛争を総称して「本クレーム」といいます)。ただし、この仲裁合意には、知的財産権に基づく本クレーム (詳細は、下記のパラグラフ 3.14 をご覧ください) は含まれません。

2. 非公式のクレーム解決手続き:

2.1 非公式クレームの開始。本クレームについて、RealNetworks のカスタマサービスチームによる支援では (カスタマサービスチームへは、月曜日から金曜日の午前 8:00 から 午後 5:00 (太平洋標準時) までに、 電話 1-866-420-5780 (北米以外: 206-674-2650) で連絡することができます) 満足のいく解決を見いだせないとお考えのお客様は、電子メール CS-Management@realnetworks.com を使用して紛争通知フォームを受け取り、記入済みのフォームを RealNetworks へ返送することにより、非公式のクレーム解決手続きを開始できます。この手続きが開始されると、RealNetworks の担当者がお客様に連絡し、お客様の本クレームが解決できるよう支援を試みます。お客様との本クレームを RealNetworks が解決しようとするときは、弊社は、お客様から提出された電子メールアドレス宛てに通知のコピーを電子メールで送信して、非公式のクレーム解決手続きを開始します。

2.2 待機期間。お客様および弊社のいずれも、非公式のクレーム解決手続きの開始後少なくとも 60 日が経過するまでは、公式のクレーム解決手続きを開始できません。ただし、いずれかの当事者が下記のパラグラフ 3.14 に記載された知的財産に関わる事件に関して暫定的差し止め命令による救済を求める場合は、非公式のクレーム解決手続きが開始される前か後かを問わず、待機期間は適用されないものとします。

3. 公式のクレーム解決手続き:

3.1 FAA に基づく仲裁。本クレームが非公式のクレーム解決手続きによっても解決できない場合には、本クレームを、拘束力のある仲裁に付託させていただきます。仲裁合意の締結は州際通商を伴う取引に準拠するものとし、仲裁合意には、連邦仲裁法 (「FAA」) が適用されます。

3.2 AAA 規則および仲裁の開始。仲裁は、米国仲裁協会 (「AAA」) によって管理され、公式のクレーム解決手続きの開始時点で有効な、(i) AAA の商事仲裁規則、および (ii) 本クレームと両当事者の状態を基に適用される AAA の消費者関連紛争の補完手続きに従って行われるものとします。仲裁人は、この紛争解決セクションの規定に拘束されます。AAA 規則と、この紛争解決セクションの規定との間に不一致がある場合は、紛争解決セクションの規定が適用されます。AAA 規則、ならびに仲裁の開始に必要なフォームおよび説明書は、www.adr.org から、または AAA に電話 (1-800-778-7879) することによって入手できます。
仲裁事件は、www.adr.org からオンラインで開始することも可能です。

3.3 仲裁人への問題の付託。本クレームに関するすべての問題は、仲裁人が決定します。ただし、仲裁規定の解釈および強制力に関連する問題 (下記の集団訴訟の放棄規定の解釈および強制力に関する問題を含みます) については、仲裁人ではなく裁判所が決定します。

3.4 仲裁の場所。RealNetworks とお客様が別途合意しない限り、仲裁における聴聞は、お客様の主たる住所がある郡 (または県) で開催されます。

3.5 手続き。お客様の本クレームが 10,000 米ドル以下の場合、お客様および弊社は、お客様が、仲裁人に提出した文書のみに基づいて、電話での聴聞、またはAAA 規則に定められた対人での聴聞のいずれかを選択できることに同意します。お客様の本クレームが 10,000 米ドルを上回る場合、聴聞を受ける権利は、AAA 規則に基づいて決定されます。

3.6 手数料。下記に記載されているものを除き、AAA 申請手数料、管理手数料、および正式なクレーム解決手続きに従って開始された仲裁の費用 (総称して「仲裁費用」といいます) は、すべて RealNetworks が負担します。ただし、仲裁人が、(連邦民事訴訟法規則第 11 条第 (b) 項に規定された基準に照らして) 本クレームの要旨もしくは求められている救済に根拠がない、または不適切な目的で本クレームが行われたと結論付けた場合には、仲裁費用の支払いには AAA 規則が適用され、お客様は、弊社が支払った金額のうちお客様に支払い義務があると決定された金額を RealNetworks に償還する必要があります。

3.7 裁定; 費用。仲裁人は、コモンロー裁判所または衡平法裁判所が裁定できるあらゆる救済を裁定できます。仲裁人による裁定は最終的で両当事者を拘束し、また裁判所において、判決として登録することもできます。自己の弁護士、専門家、証人に関する費用およびその他の支出は、各当事者が負担するものとします。ただし、仲裁人が、本クレームおよび問題に関し、お客様の主張を支持して、仲裁人の選任前に RealNetworks からお客様に提示された書面による最終和解案の金額を超える裁定額をお客様に認めたときは、(a) RealNetworks は、(i) 当該裁定額、または (ii) 7,500 米ドルのいずれか高い方の金額 (「最低支払金」) をお客様に支払うほか、(b) お客様が本クレームの仲裁で支援のために弁護士を雇用していた場合には、RealNetworks は、(i) 合理的な弁護士料の 2 倍の金額を支払うことに加え (ただし、いかなる場合でも 20,000 米ドルを超えないものとします)、(ii) 仲裁において本クレームを調査、準備および追求する際にお客様の弁護士に発生した文書化された合理的な現金支払費用 (「弁護士支払金」) を償還するものとします。仲裁人の選任前に RealNetworks が本クレームに関する書面による和解案を提示していない場合でも、仲裁人がお客様の本クレームに関してお客様に救済を認めたときは、お客様は、最低支払金および弁護士支払金を受けることができます。

3.8 仲裁人による追加決定。仲裁手続きの期間中はいつでも、または本クレームの本案に関する仲裁人の決定から 14 日以内にいずれかの当事者から要求されたときは、仲裁人は、仲裁費用の支払いおよび償還に関する紛争、ならびに最低支払金または弁護士支払金の金額に関する紛争を解決することができます。

3.9 弁護士料。弁護士支払金を受ける権利は、準拠法に基づいてお客様が保有する、弁護士料の支払いを受ける権利を補完するものです。すなわち、お客様が準拠法に基づいてより高額の弁護士料の支払いを受ける権利を有する場合、仲裁人は、弁護士支払金の提供の有無にかかわらず、その金額をお客様に認めることができます。ただし、お客様は、弁護士料または費用を重複して回復することはできません。RealNetworks は、本クレームが裁判所で解決されていたとしたら準拠法に基づいて救済を受ける権利を有していたと仲裁人が判断する場合に限り、自己の弁護士料および費用について、支払いを受けられるものとします。

3.10 個人に限定した救済。仲裁人は、救済を求める個人である当事者のためにのみ、かつ当該当事者の個人的なクレームに照らして正当と認められる救済を提供する必要がある範囲に限り、宣言的救済または差し止め命令による救済を裁定することができます。

3.11 集団訴訟の放棄。お客様および RealNetworks は、集団訴訟手続きまたは代表手続きを意図した訴訟の原告または集団のメンバー (お客様と類似した立場に置かれている一般公衆またはその他の人物を含みます) としてではなく、お客様または弊社の個人的資格においてのみ、相手方に対してクレームを提起できることに合意します。さらにお客様および RealNetworks は、仲裁人は複数の人物または企業のクレームを併合できず、また代表手続き、集団訴訟手続きまたは併合手続きの形式で仲裁を開催できないことに合意します。上記の合意事項および権利放棄を総称して、「集団訴訟の放棄」といいます。お客様および RealNetworks は、集団訴訟の放棄は、紛争解決セクションの重要な規定であり、紛争解決セクションから分離できないことに同意します。この集団訴訟の放棄が強制不可能であることが判明した場合、紛争解決セクションに記載されたすべての規定 (ただし、下記のパラグラフ 3.15 (準拠法) および 3.16 (裁判管轄) を除きます) は、無効となります。

3.13 陪審の否定; 提訴適格。仲裁に付託された本クレームについては、陪審による聴聞は行われず、また本クレームを「民間法務長官」の資格で提起することはできません。

3.13 ライセンスに対する将来の変更。本ライセンスに異なる定めがある場合でも、お客様および RealNetworks は、RealNetworks がこの紛争解決セクションに関して将来重大な変更を行ったときは、お客様は当該変更から 30 日以内に電子メール legal@realnetworks.com で通知を送付して、変更を拒否できることに同意します。上記の変更を拒絶した場合でも、お客様は、本クレームの解決については、変更が行われる前の紛争解決セクションの規定に従うことについて、合意しているとみなされます。

3.14 知的財産に関する紛争; 少額裁判所。この紛争解決セクションに異なる定めがある場合でも、(i) 知的財産権 (特許権、著作権、商標権、サービスマークまたは営業秘密等を含みますが、これらに限定されません) に関わる本クレームに関しては、ワシントン州キング郡内の管轄権を有する裁判所のみが判断できるものとします。また (ii) 本クレームが非公式のクレーム解決手続きの期間中に解決できず、パラグラフ 2.2 の待機期間が経過したときは、お客様は、他者のためでなくお客様のためにのみ本クレームを提訴することを条件としたうえで、仲裁ではなく、本クレームに関して管轄権を有している少額裁判所またはこれと同等の裁判所に本クレームを提訴できるものとします (ただし、本クレームは、同裁判所が取り扱うことができる請求限度額未満である必要があります)。時期を問わず本クレームが異なる裁判所に移送または上訴された場合、RealNetworks は、上記の規定に従って本クレームが仲裁によって解決されることを選択する権利を留保します。

3.15 準拠法。直接または間接を問わず、本ライセンス、本ソフトウェア、本サービス、または本ソフトウェアや本サービスのお客様による使用に起因もしくは関連するあらゆる紛争には、ワシントン州の法律 (ただし、同法の準拠法の選択に関する規則および抵触法の原則は、適用されないものとします) および FAA が適用されるものとします。

3.16 裁判管轄。本ライセンス、本資料、本サービス、本ソフトウェア、または本資料、本サービスもしくは本ソフトウェアのお客様による使用に直接または間接的に起因もしくは関連する、この紛争解決セクションの規定に従って裁判所で審理されるべきあらゆる訴訟または法的手続は、ワシントン州キング郡の州裁判所および連邦裁判所で実施されるものとします。お客様および RealNetworks のそれぞれは、上記の裁判管轄への付託、および上記の裁判所が不便または不適切な裁判地であると主張する権利を放棄することについて、あらかじめ明示的に同意するものとします。この紛争解決セクションの規定の遵守を求めるあらゆる訴訟または法的手続き (仲裁および仲裁規定に記載されたその他の要件に従って本クレームの解決を一時停止するよう求める訴訟を含みます)、ならびに裁定の確認、訂正または休廷には、上記の裁判管轄の規定が適用されます。

3.17 既判力等の否定。仲裁人によって行われる裁定、事実認定または訴訟上の合意には、全く同一の当事者が関与する場合を除いて、他の仲裁または裁判に影響を及ぼす既判力または争点効は一切ないものとします。

3.18 可分性。上記のパラグラフ 3.11 (集団訴訟の放棄) を除いて、仲裁規定のいずれかの部分が無効、強制不能または違法とみなされた場合でも、残りの仲裁規定は有効に存続し、かかる規定の解釈は、上記の無効、強制不能または違法な規定のない仲裁規定に従って行われるものとします。

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